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第2回目 実は普段相手にもされない就業規則の悲しき宿命 その2

2022-01-12

就業規則のいろは ~とある社労士の独り言~

前回もお伝えしましたが、就業規則は入社や退社といった労務手続き関係、勤怠関係はじめ労務管理、そして給与計算上もその根拠となる上に、助成金の申請についても就業規則の添付を求められる助成金も多く(雇用関係助成金やテレワーク助成金等)、とにかく繰り返しますが、就業規則を元にいろいろな人事関係業務は動いている場面が多いといっても過言ではないというくらい重要な規則です!

が・・・

これほど重要かつしかも会社で働いていれば、人事や総務はおろか一般の従業員さへ知っている規定が、実はほとんど普段は相手にもされず、かつ中身については何が書かれているかさえ理解されてません。


その人事や総務の担当者でさへ、就業規則を意識するのは、まぁせいぜい慶弔だとか法改正くらいなもので、その人事や総務の方でさへ中身を正確に把握していない方も多くいらっしゃいます。
つまりは、重要でありながらも、普段は相手にもされないのが就業規則といえます。

と、ここまで記載してしまうと、就業規則の作成及び改定を生業としている社労士にとっては身も蓋もないのですが(笑)、しかしそんな就業規則が「今まで相手にもされなかったのは何なのか??」というくらい、思いっきりスポットライトを浴びて表舞台に立つ場面があります。それは、ズバリ、


労使間トラブルです。

助成金の申請にももちろん、就業規則が重要になるケースが多いのは事実ですが、これは助成金の申請は、ほとんどの助成金申請の際に、就業規則そのものが添付書類と必要となる上に、キャリアップ助成金(正社員化コース)などは、その条文そのものに転換ルールの定めが無くてはならないからです。
(余談ですが、キャリアップ助成金について、転換ルールがそのものの規定がないケースが多く、その際、慌てて改定するようなのがほとんどです。)
しかし、助成金の場合は、とにかく「助成金の申請の要件を受理するため」という会社がほとんどなので、その際就業規則を確認するといっても、会社の人事や総務のご担当者の一部が確認するのがせいぜいですし、そんな事情の時ですから、まぁ関連条文を確認するくらいなものなと思います(笑)

しかしですが、労使間トラブルの時は全く事情が異なります。
それこそ今までがなんだったとかというくらい会社側及び労働者側も血眼になって就業規則を確認し合います。

そのため、この状況の時だけは、めちゃくちゃ会社も労働者もそれこそ「条文何条に書かれているように・・・」などと本当に社労士顔負けの就業規則上のなんたらを抗弁し始めます(まぁもっともお互いその後ろには弁護士や社労士がついているのですが・・)。

もちろん、他の弁護士や社労士の方々の中には、就業規則について「トラブル防止のため」とか書かれているサイトも多くあります。
まぁそれで言うのであれば、今回私が投稿している内容も「えっ、結局就業規則の重要性については特に周りの弁護士と社労士と言っている事は変わらないじゃん!」と言われそうですが(笑)、私が就業規則の重要性を強調したいのは実は労使間トラブルの際に、就業規則が脚光を浴びるなどの話でもありません。

次回、この 「実は普段相手にもされない就業規則の悲しき宿命」の最終話として就業規則の「一番重要なところ」を皆様にお伝えしたいと思います。

社会保険労務士東拓事務所

第1回目 実は普段相手にもされない就業規則の悲しき宿命 その1

2022-01-03

就業規則のいろは ~とある社労士の独り言~

2022年になり、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年はコロナの更なる鎮静化と、みなさま方の更なる飛躍の年であることを私共社会保険労務士東拓事務所でも心よりお祈り申し上げたいと思います。

そんな私共社会保険労務士東拓事務所の新企画として、新しく「業規則のい・ろ・は」テーマでみなさまに就業規則に関する生の現状をお伝えしていこうと思います。

本コーナーでは、いわゆる一般的な就業規則の事を、他の社労士の方々のHPにも載っている事を伝える気は全くございません。
更に、労働基準法のどうのこうのという「ごく一般的な事」をお伝えする気持ちもございません。
理由は簡単で就業規則等ネット検索すれば、簡単に基本的な重要性は他の社労士の先生はもちろん、弁護士や厚労省のHPにも載っているからです。

本コーナーは、実際にこれまで企業及び社労士として経験してきたいわゆる「事件簿」を赤裸々に語りたいと思います。
そのため、一部「誤解」を招く表現も含まれるかもしれませんが、あらかじめご了承くださいますようお願い致します。

さて、そんな私共事務所がお送りする第1弾は就業規則のまさに”実情”にまつわる話しかなと思います。

ご存じの通り「就業規則」は、会社でも非常に重要な規定であり、かつあらゆる人事業務の根本規則になっているといっても過言ではありません。実際、給与計算や社会保険手続き等はもちろん、助成金の申請に至っても就業規則をもとにですとか、あるいは添付書類として求めらるケースが多く、かつ他の弁護士や社労士の方々のHP等でも「就業規則」と検索されれば「就業規則は重要だ!」という事がそれこそ繰り返し繰り返し書かれていますし、「就業規則は会社の憲法」とさへ記載されているサイトもあります。
更に労基法89条に常時10人以上の労働者を使用する事業場は、必ず就業規則を作成しなければならないと法定されてますし、ほぼ毎年労基法の改正は行われますので、どこの会社でも就業規則が重要であることは理解してますし、そして私共社労士でも就業規則の作成および改定作業を依頼される事も多いのも事実です。
さて、そんな「重要な規則」でありながらですが・・・

これほど会社にとって重要な規則にかかわらず、就業規則は普段まったくといっていいほど意識されてません。

恐らく、普段会社の人事担当者でさへ就業規則を意識することはほぼないです。

弁護士や社労士の先生方の中には、その先生方のHP等を拝見していると、「就業規則の整備は不必要なトラブル回避のため」と記載されおり、ここは「会社にとっては」という前提でお伝えすれば事実です。
当事務所についても、ご依頼を受けた就業規則については、法令の改正と会社の実情に合わせ、かつ将来のトラブル回避のために、就業規則を作成または改定しております。
しかし、いくらこのようにトラブル回避のため就業規則を整備しても、実際労働問題が発生した場合、会社側が不利益を被るケースがかなりあります。

次回は、それではなぜ就業規則がこのように普段相手にされず、かつ整備しても会社側が不利益を被るケースが多いかをお話したいと思います。

社会保険労務士東拓事務所

第7話 LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~ 

2021-12-21

久しぶりに心につき刺さる一冊のご紹介となります(^^♪
本好き社労士はほぼ毎日そして毎晩寝る前に欠かさず本を読みます。
まぁ仕事が忙しくて本を読まない日もありますが、ズバリ非常に何か損をした気になります(笑) 
そんな本大好き社労士も、時に「一体この本は何を言いたいのか?」とか「何が面白いんだろうか?」とか悩む本がたまにあります。
今回ご紹介するこの「LIFE SHIFT」も実は残り100Pになったところで見事に挫折してます(笑)
実のところこの手の本でしかも洋書関係はそもそも取っ付き難いというのは往々にしてあるのですが、いずれにせよ最初「この本の面白さが分からない」ということで挫折しましたが、一旦他の本を読んでもう一度再開した時に、「うん、これは面白い!」と変わった本になります(^_-)-☆

本の内容としては、従来の生き方、現在の生き方、そして今後100年時代を迎えるにあたりどういった生き方が必要かというまざに生き方の「人生戦略」が書かれています。
模範となるのは、ジャック、ジミーそしてジェーンというそれぞれ世代の違う人物が仕事、家庭そして老後の過ごし方といったものを、3、3.5、5とかいったライフステージに分けて記載しており、その中で、今後100年時代を生きるのにそれぞれがそれぞれの世代にあった人生戦略を繰り広げていきます。
(ちなみに私はジミーの世代です(^^)/)
まぁ共感できる部分もあれば、そうでない部分なんかもあり、多分色々な世代の方がそれぞれのライフステージで読むと、この本そのものの捉え方が変わるという不思議な本かなと思えるところが、この本の面白さなのではないでしょうか。

そして共通していえるのか、今まさに終身雇用が崩壊している世情では、従来の生き方(学校卒業→就職→結婚→退職→老後生活)は全くといっていいほど通用しないことが書かれてます(>_<)

いずれにせよ、少々内容は難しい箇所はありながらも、ぜひ世代を問わずお読み頂きたい本かなと思います!

最近の書籍で結構評判の本なので、ある程度の規模の書店であれば入手可能です。
しかし、少々高いので(笑)、ブックオフとかであれば、1,000円以下で入手可能ですので、まずは中古本でお探しすることをお勧めします!
それでは、See Yu!
Tak

第6話「人を動かす」ーD・カーネギーー ~人に好かれる原則④ 聞き手にまわる~

2021-12-07

本題大好き社労士がご紹介する本第6話目は、D・カーネギー著の「人を動かす」になります!

本大好き社労士は、基本的に人から勧められた本はまぁなんでも「素直に」読む事にしております(^^)/
実は、今回ご紹介するこの「人を動かす」も知人から勧められた本になります。
お恥ずかしいことに、この本は結構有名な本だったらしく、ご紹介を受けるまで知らなかったのが本当のところです(笑)
実は、”本大好き社労士”とお伝えしつつ、後から「えっ!この本てそんなに有名な本だったの!」という事は少なくなく(笑)、以前ご紹介した藤田田著の「ユダヤの商法」などは、「なんか面白そうな本だな」なんて本屋で見かけて買ったところ、実は有名な本だったと後から知ったくらいです(*´ω`)

さて、それではご紹介ですが、この「人を動かす」もかなり有名な本ではありますし、デール・カーネギー研究所という機関まであるくらいで、まぁ簡単に言えば「人のコミュニケーションの啓発」を主眼として活動を続けている機関になります。
本の表紙をみると「うわっ、凄く真面目な啓発本なのかな・・」と思いますし、またD・カーネギーの写真が良くも悪くも「お堅い本」という感じを更に倍化しておりますが(笑)、中身はそんな堅苦しい本では全くありません(^^♪

非常に徹底的な”ハウツー本”となっており、数々のエビソードを交えながらD・カーネギーが記述しておりますし、多分カーネギー自身も「誰にでも分かりやすく」って感じで記述したのかなと思うくらい、私は分かりやすい本だなって思いました!

各章で最後に、一言チップが乗っており、これが結構「グサッ」とまさに”心に突き刺さり”ます(^^)/

誰でもお勧めといえばお勧めですが、特に職場内及び家庭内の人間関係でお悩みまたは円滑に人付き合いをする方法なんかを模索している人には、ぜひ一度お読みいただきたい本になります!

結構、有名な本ですので、どこの書店でも容易に入手可能かとは思いますが、新書でももちろん購入可能ですが、BookOffとか古本ですと、500円くらいでも入手可能なので、新書に拘りのない方は、ぜひ中古本での購入もご検討されては如何でしょうか。 それではSee Yu! Tak

第5話「ユダヤ人大富豪の教え」-本田健著-  ~人は人を喜ばせた分だけお金を受け取れるようになっている~

2021-11-29

それでは第5話になります(笑)
私は何度もお伝えしているように、本を毎日欠かさず読みます(^^)/
とはいいつつも、これだけ本を読むようになったのもごく最近で、偉そうに語るほど実は本を読む習慣が出来てからの日々はそう長くはありません(笑)
但し、本好きな方には分かるかと思いますが、習慣化するとこれはもう「本を読まずにはいられない!」という感じになります!
まぁそういうわけで、「早くこの習慣をつければ良かった(*´ω`)」とさへ思う今日この頃になります。

しかし、今回ご紹介するこの「ユダヤ人大富豪の教え」は藤田元さんの本とは違い、いわゆる徹底的な実践型ハウツーものではなく、まぁいうなれば帯にも書いておりましたが、日本人青年がひょんなことからアメリカの老富豪と出会い、そしてお金持ちになることと、幸せになることの意味、そしてその青年の成長の物語です!
(系統として、第1話の「バビロンの大富豪」と似ております!)

とはいえ、やはりしっかりとお金とか資産管理の仕方ですとかお金のこともしっかり学べた上に、人と人との関係の在り方、そして夫婦の良好な関係の取り方なんかも学べて、「そうか!」なんて気づきも多い本です(^^♪

さて、本日ご紹介する本は、「ユダヤ人大富豪の教え」です。
たしか、藤田田さんの「ユダヤの商法」でもお伝えしたように、とにかくユダヤ人は商売の天才といってもいいのではないでしょうか。
世界経済のほぼ中核にいる人物の多くが、「ユダヤ人」または「ユダヤ人が関係している」と言ってよいほど(ゴールドマン&サックス、モルガン・スタンレー、スターバックス、グーグル、スティーブンスピルバーグ、アイシュタインなどなど)、ユダヤの人のビジネス上のネットワークは凄いものがあります。

まぁでもとにかく、この登場人物の老富豪のゲラー氏が「人間的にどんだけ度量が深く広い人なんだろう!」と思うくらい魅力的な老人で、読み終えるころにはすっかりゲラー氏ファンになること間違いなしです!

難しい表現やらもなく、読みやすく、ボリュームも230ページほどなので、多分読み始めたら早い人だと1日、普通に読んでも夢中になるので2日くらいで読んでしまうのでは(笑)

結構有名な本なので、どの書店でも購入は可能かと思いますが、BookOffとかだと、安価で購入出来ますので、一度中古本でも探してみるとよいかもしれません。
それではまたSee Yu Tak

令和4年1月以降の雇用調整助成金の特例措置等についてのお知らせ

2021-11-23

令和3年11月19日(金)に厚労省より新型コロナウィルス感染症に係る雇用調整助成金及び緊急雇用安定助成金、新型コロナウィルス感染症対応休業支援金・給付金の特例措置についての通知がございました。
発表によりますと、令和4年3月まで申請期限は延ばされるようです。

そして令和3年度の雇用調整助成金の特例措置等についての申請期限についても、12月末まで継続することとなりました。

尚、厚労省からの通知ですと、令和4年4月以降の雇用調整助成金の特例措置等についての取扱いについても一部触れており、4月以降もこの雇用調整助成金の特例措置等についても申請が延長されるのはほぼ間違いないのではないかと思われます。

但し、原則的な助成金及び休業支援金の額は例年以降減らされるようで、例えば雇用調整助成金の額は、現在13,500円(※地域特例、業況特例を除く)のものが、令和4年1月、2月については11,000円、令和4年3月については9,000円となっております。そして、休業支援金等についても、9,900円のものが(※地域特例を除く)、令和4年1月~3月は8,265円に減額されるようです。


当然のことですが、助成金や上記の支援金あるいは補助金は経済情勢及び雇用情勢等を鑑みて、予算配分が閣議で決定されるわけですから、令和4年4月以降、もちろんその時の新型コロナ感染症や雇用情勢にもよりますが、この雇用調整助成金の額は減らされていく可能性は高いものと思われます。
そして、減額そのものも少々助成金を申請する会社としては影響が出るかと思いますが、本来雇用調整助成金の助成要件そのものが結構厳格に定められているのもあり、徐々にその助成要件も厳しくなっていくことが予想されます。
もしこの雇用調整助成金の特例措置をご検討している会社経営者あるは人事担当者の方については、早めにご相談頂いた方がよろしいかと思います。

第4話「非常識な成功方法」ー神田昌典著ー  ~最後の”あとがき”で全てが分かる本~

2021-11-17

はい、「本大好き社労士」が贈る、第4話になります!


皆さまは本をどのように読みますでしょうか?
「そんなの普通に読むに決まっているじゃん!」と言われそうですが(笑)
実は、私は本当に本を「端々」まで読みつくします(^^)/
特に、外さないのがよく本の帯に書いている色々な著名人からのメッセージと、この後記載しますがズバリ「あとがき」です!この社労士は実は映画も大好きなんですが(まぁ洋画が主ですが)、帯のメッセージと本の目次はいわば映画でいう「予告」ですね。じゃあ「あとがき」は何かというと、もうお分かりかと思いますが、「エンドロール」と言えますが、それよりももう少し深くて、「筆者の本当の気持ち」なんかが時折垣間見えることがあります。

さて今回も前置きが長くなりましたが(笑)、ご紹介する本は、神田昌典さん著の、「非常識な成功法則」です!
この本を知ったのは、Youtubeだったのですが、早速本屋に買いに行きまず驚いたのは、本の表紙です。
新改訂版では、表紙の柄が変わっており、「5分間だけ時間をください。【まえがき】だけで読んでください。心に響かなった方は買わないでください!」と書いており(笑)、正直前書き読んで心に響いたか響かなかったは分かりませんでしたが(笑)、とにかく買って読む事にしました!

内容は、神田さんの成功する(つまりお金持ちになる)ための論法がいろいろ語られているのですが、とにかく強烈だったのが、「目標を毎日10個紙に書く」ですね!
結構胡散臭いイメージが最初はしておりましたが(笑)、モノは試しにと書いていると、確かに筆者の神田さんも仰っておりましたが、ご自身の「脳という超スーパーコンピュータ」が自分では意識しないままに、その目標達成のための「情報収集」をするような気がします(神田さん曰く、結構成功者の多くが本当に目標を毎日紙に書いていたとか・・)。

それと、「年収10倍のセルフイメージ」ですね。
成功する人と失敗する人の違いの中の一つがこのセルフイメージとのこと。成功する人は、何かトラブルが起こったり事が上手く運ばなくてもとにかく「自身が成功すること」しか考えていなく、逆に失敗する人はとにかく「失敗したらどうしよう。」というイメージしか持っておらず(笑)、このセルフイメージ通り、「ことはすすむ」というのが語られておりました(^^♪

神田さんご自身の語り方が、歯に衣を着せないような語り方なので(笑)、まぁ人によっては「何を偉そうに!」と思う人もいるかもしれませんが(笑)、私はもう夢中になって一期にこの本は読んじゃいました(笑)

そして最後の「あとがき」で著者である神田さんが「本当に読者に伝えたかったこと」というのが良く分かり、本大好き社労士はちょっとホロってきて感動しちゃいましたね(^^♪

結構気楽に読めますし、しかも「馬鹿らしい!でもちょっとだけやってみる?」ってな感じになる本ですから、誰にでもお勧めですが、特に20代、30代の方にはぜひぜひ読んで頂きたい本になります(^^)/

10年くらい前に書かれた本ですから、大型書店では入手可能かと思いますが、確実な入手方法はAmazonはじめネット通販かなって思います!
それではまたSee You! Tak

第3話 「ライフピボット」ー黒田悠介著ー ~ハニカムマップを利用した「人生の方向転換」の本~

2021-11-14

私こと「本大好き社労士」が贈る第3話になります。
私がご紹介する本は、どうしてもビジネス啓蒙書が多いのは事実で、実際今も読み漁るのはその系統が多いのも事実ですが、ですが基本的に「なんでも」ジャンルは問わず読みます(^^♪
マンガも例外ではなく「鬼滅の刃」はじめコミックは結構読む方ですね。特に知人から紹介された本はほぼ欠かさず読む事にしてます!
まぁそんなこんなで、皆さまもぜひ「これは読んだ方が良いよ!」という本がございましたらぜひぜひご紹介ください!

さてまた前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する本が黒田悠介さんがお書きになられた「ライフピポッド」という本です。簡単に言えば「転職」や「起業」、「副業」や「趣味を仕事に」という「人生の方向転換」というのをテーマにしております。

「そんなテーマの本は他にもたくさんあるじゃん!」と仰る方も大勢いらっしゃるかと思いますし、事実その通りです(笑) 但しですが、その手の本となれば、大概「今の仕事は本当にあなたに会ってますか?」とか、「覚悟を決めて起業せよ!」とか、下手すると私のようなバブル世代の著者とかになりますと「〇ぬ気で臨め!」とか根性論までたたき出す本もありますが(結局自身が苦労した話を聞かせたいだけかも(笑))、この本は全く違います。

黒田さん独自の見解である「ハニカム」論という手法で、寧ろ「無茶な挑戦ではなくて、今いる状況に片足を入れつつ色々な自身の方向性を探れば良い!」という本当に誰もが転職や起業、そして副業なんかにシフトしていける「方法論」を本当に分かりやすく説明してくれる本です(^^♪そしてその中で、「自身にあった方向性を見つければよい!」というのを優しく分かりやすく説明してくれております!

終身雇用は既に崩壊している中、2030年及び2040年に向けて、これまでとは比べ物にならないくらいの「進化の加速」がはじまるといわれております。その中で、本当に個々の「新時代に対するキャリアを形成」は重大なテーマであることをこの作者である黒田さんはこの本で教えて下さっているのではないかなと私は思います。

特に私がご相談をお受けする企業の方々には敢えて2つの事をご提案するようにしており、一つが「テレワーク」とそしてもう一つがこの「副業」です。
もちろん会社によっては「副業なんて認められないよ!」なんて仰る会社もございますが、これからの時代、「自由度の高い会社が結局優秀な人材をより多く集められるのではないか。」とこの本を読んであらためて考えた次第です。

尚、年代問わず読んで頂きたい本かなとは思いますが、特に社会人1~2年目の方にはお勧めかなって思います!

大手書店では入手は容易かなと思いますが、確実に入手するのはやはりAmazonはじめネット通販かなと思います。それではSee You! Tak

第2話 「ユダヤの商法」-藤田田著-                 ~「きれいな金」、「きたない金」はない~

2021-11-12

私こと「本大好き社労士」がお送りする「心に突き刺さる1冊」コーナーの第2弾になります。
ちなみにですが、結構私の知り合いには、私がかなりの読書好きであることは既に知っている人もかなりおり(笑)、そんな中で、最近、「東さんは本は電子書籍で読む派ですか?」と聞かれました。
私は実は読みたい本に関しては、まず電子書籍では読まない派であり(笑)、理由はやはりそれぞれの「本の厚さや重みの違い」を感じながら読みたい派ですし、しかも本を読み終わった後の、「読み終わった感」がやはり半端ないので。まぁ食わず嫌いなのかもしれませんが(笑)

さて大変前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する本は知る人ぞ知るビジネスに関しての不朽の名著といっても全然過言ではない、「ユダヤの商法」になります。
藤田田(「デンと発音して下さい」と帯に書かれてました(笑))さんと言えば、ご存じの方も多いと思いますが、日本マクドナルドの創業者であり、それ以外にもトイザらスやらいろいろな企業を成功に導いた「伝説の経営者」だった方です。

本の中身は、ユダヤの商人の徹底的に合理的なビジネスへの考え方と、そしてそのユダヤの商人とビジネス上対等以上に渡る歩きついにはユダヤ人からして「銀座のユダヤ人」と言わしめたほどのビジネスと交渉のテクニックが柾歳の本です。
このように書くと何か「お堅い本」だとか「哲学的な本」とか想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、文面は関西出身の藤田さんの性格を本当によく表しており(歯に衣を着せぬ言い方です!)、回りくどい言い方とかも全くなく「78対22の法則」、「きれいな金、きたいない金もない」とか「女と口を狙え」(変な話ではありません(笑))とかストレートかつ切れのある表現で、誰が読んでも分かりやすい表現かつユーモアたっぷりに記載されております(ここでは記載出来ませんが、今も思い出すと笑ってしまう箇所が一つあります。ヒントは「天の岩戸」です(笑))。
ページ数的には260ページほどの本ですが、恐らく人によっては1日で読んでしまう人もいるのではないでしょうか(^^♪

この本自体が世に出たのはおそらく1970年代という時代ですが、今読んでも全然ビジネスのハウツー本として通用するのと、「本当にこの人超能力者じゃないのか??」というくらい現代の社会を予言した内容も出てきます!
ちなみにですが、ソフトバンクの孫正義さんが、高校生くらいの時にこの本を読んで感銘を受けて、欧米に留学前に半ば強引に藤田さんのところに押しかけて(孫さんらしいのが笑えます(笑))、それで藤田さんにより、「これからはコンピューターの時代になるから、あなたはコンピューターを学びなさい。」と言われて、それが今のSoftBankの創業に繋がったのは噓みたいな本当の話は有名な話です!

多くの企業家及び著名人に半世紀も愛されている本ですので、もちろん新書でも古本でも容易に入手は可能ですので、ぜひ一度騙されたと思って読んでいただきたい1冊になります。
それではSee You! Tak

第1話「バビロンの大富豪」                     ~”幸せと富を得たいのであれば、稼いだ10分の1のお金は貯蓄せよ”~

2021-11-11

社会保険労務士紹介のコラムの中の趣味でもお伝えしましたが、私はとにかく時間があれば「本」を読み、そして寝る前には必ず「本」を読みます(笑)

そんな「本大好き社労士」がこれから随時、普段忙しく過ごして色々なストレスに晒されている日々の中で、きっと「元気をくれる1冊」または「ポジティブな気持ちさせてくれる1冊」、「お金について考えさせてくれる1冊」そして「人生観が変わってしまう1冊」なんかをどんどんご紹介していきたいと思います!


そんな社労士の本コラムの「第1話」としてご紹介したい1冊が、この「バビロンの大富豪」です。この1冊は実は紀元前のはるか昔に栄えたバビロン王国の粘土版が1900年代の初頭に発見され、それを考古学者が翻訳したところ、どうも「お金」と「幸福」に関する「5つの黄金法則」について記載されている本で、テーマとして「いかにすればお金に不自由せず幸福を掴めるのか?」が記載されております。

そして、終始一貫したテーマとしてはズバリ、「稼いだお金の10分の1を必ず蓄えよ」そして「その蓄えたお金をさらにお金を生み出すように活かせ」という”お金”のことがテーマとなっております。と、ここまで記載すると、人によっては「そんな昔の事でしょう??」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、実は現代社会でも十分どころか見事に適用出来るお金の考え方です!「しかしなんか難しい本なのでは?」と思われるかもしれませんが、物語形式で本当に読みやすくかつ連続短編ストーリー形式になっておりますので、多分アッという間に読めてしまいます!結構感動するお話も多く、お金の事は学べるは、財テクの考え方は学べるはかつ繰り返しますが泣けてくるストーリーもありで(個人的には最後のお話が一番感動して、本当に最後涙が出て参りました(笑))、読み終わった後の「余韻」が凄い本がこの「バビロンの大富豪」です!


結構有名な本なので、大概の書店で新書も容易に入手可能と思いますが、bookoffとか古本でも安価に入手可能と思います。そしてもちろんどなたにもお薦めの1冊ですが、中学生以上のお子様にもぜひ読んで頂きたい1冊です。それでは See You!

Tak

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