第2話 「ユダヤの商法」-藤田田著-                 ~「きれいな金」、「きたない金」はない~

私こと「本大好き社労士」がお送りする「心に突き刺さる1冊」コーナーの第2弾になります。
ちなみにですが、結構私の知り合いには、私がかなりの読書好きであることは既に知っている人もかなりおり(笑)、そんな中で、最近、「東さんは本は電子書籍で読む派ですか?」と聞かれました。
私は実は読みたい本に関しては、まず電子書籍では読まない派であり(笑)、理由はやはりそれぞれの「本の厚さや重みの違い」を感じながら読みたい派ですし、しかも本を読み終わった後の、「読み終わった感」がやはり半端ないので。まぁ食わず嫌いなのかもしれませんが(笑)

さて大変前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する本は知る人ぞ知るビジネスに関しての不朽の名著といっても全然過言ではない、「ユダヤの商法」になります。
藤田田(「デンと発音して下さい」と帯に書かれてました(笑))さんと言えば、ご存じの方も多いと思いますが、日本マクドナルドの創業者であり、それ以外にもトイザらスやらいろいろな企業を成功に導いた「伝説の経営者」だった方です。

本の中身は、ユダヤの商人の徹底的に合理的なビジネスへの考え方と、そしてそのユダヤの商人とビジネス上対等以上に渡る歩きついにはユダヤ人からして「銀座のユダヤ人」と言わしめたほどのビジネスと交渉のテクニックが柾歳の本です。
このように書くと何か「お堅い本」だとか「哲学的な本」とか想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、文面は関西出身の藤田さんの性格を本当によく表しており(歯に衣を着せぬ言い方です!)、回りくどい言い方とかも全くなく「78対22の法則」、「きれいな金、きたいない金もない」とか「女と口を狙え」(変な話ではありません(笑))とかストレートかつ切れのある表現で、誰が読んでも分かりやすい表現かつユーモアたっぷりに記載されております(ここでは記載出来ませんが、今も思い出すと笑ってしまう箇所が一つあります。ヒントは「天の岩戸」です(笑))。
ページ数的には260ページほどの本ですが、恐らく人によっては1日で読んでしまう人もいるのではないでしょうか(^^♪

この本自体が世に出たのはおそらく1970年代という時代ですが、今読んでも全然ビジネスのハウツー本として通用するのと、「本当にこの人超能力者じゃないのか??」というくらい現代の社会を予言した内容も出てきます!
ちなみにですが、ソフトバンクの孫正義さんが、高校生くらいの時にこの本を読んで感銘を受けて、欧米に留学前に半ば強引に藤田さんのところに押しかけて(孫さんらしいのが笑えます(笑))、それで藤田さんにより、「これからはコンピューターの時代になるから、あなたはコンピューターを学びなさい。」と言われて、それが今のSoftBankの創業に繋がったのは噓みたいな本当の話は有名な話です!

多くの企業家及び著名人に半世紀も愛されている本ですので、もちろん新書でも古本でも容易に入手は可能ですので、ぜひ一度騙されたと思って読んでいただきたい1冊になります。
それではSee You! Tak

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