Q1. 助成金・補助金とはそもそも何ですか?
助成金や補助金は、国や都道府県、省庁などの行政機関が、助成条件を満たした中小企業等に交付する給付金で、原則的に返済は不要です。
尚、助成金は大きく民間企業や財団等が助成しているものがあります。
助成金の中には大きく2つの種類があり、雇用関係と研究開発関係に分けることができます。
Q2. 助成金は必ずもらえますか?
助成金や補助金は申請すれば必ずもらえる、というものではありません。それぞれの助成金または補助金に関する要件を満たす必要があります。ただし、各助成金の公募要領をしっかり理解し、求める要件を実施すればもらえる可能性は高くなります。
Q3. 助成金は返済しなくても良いのですか?
基本的には返済する必要はありません。但し、不正受給等発覚した場合は当然返済をしなくてはなりません。
Q4. 助成金は何度でも申請出来ますか?
助成金を申請し、要件を満たしている場合には受給することができます。
但し、助成金の原資は事業主が支払う雇用保険料であるため、原則として毎年労働保険料を納付している事業主でなければ受給することができません。
助成金を申請した場合には労働基準法及び社会保険に適正に加入しているか、就業規則やその助成金に関係する規定類が整っているか、または実態に合っているかのチェックが行われます。
更に助成金の中には、そもそも申請期限が決められているのもいくつかあり、申請期限後では、申請自体が出来ない助成金もあります。
助成金には多くの種類がありそれぞれ要件が設定されているため、なかなか自らそれを確認するのは難しいので、やはり申請の際は専門家である社労士に相談することをオススメします。
Q5. 助成金の申請は簡単ですか?
まず助成金の申請には書類の作成や提出する資料を関係官公庁等から調達する必要がありますが、これ自体はさして問題ではありません。但し、問題はその申請用紙の改定が頻繁に行われるので、つい最近入手したとしても既にその申請書自体が使用できないという助成金もあります。さらに何度も申請をして経験を積むと助成金の申請はご自身でも出来ると思われるかもしれませんが、申請書もそうですが、実は助成金の要件は頻繁に更新されますし、それに関連する法令、特に労働関係法令及び社会保険法令に至っては、ほぼ毎年のように改正が行われます。
そのため、ご自身で申請をする場合、申請の準備に時間がかかるうえに、申請書類に不備があたりし、訂正に時間を要した上に、結局不支給ということあり得ます。やはり助成金の申請する場合は専門家である社労士などに相談しましょう。
Q6. 助成金は課税の対象になりますか?
ほとんどの助成金は課税対象になります。基本は、「雑収入」として計上されます。
しかし、助成金に中には税制が優遇される助成金も存在しますので、助成金を申請する場合の税金についても専門家に相談しておくと良いかもしれません。尚、当事務所の場合、提携している税理士事務所もございますので、予め掛かる課税についてはお知らせをさせて頂きます。
Q7. 雇用保険に加入しておらず、雇用保険を支払っておりませんが、助成金を受給することは可能ですか?
基本的には雇用関係の助成金を受け取ることは出来ません。但し、未納金当支払いあらためて申請出来る場合もございますので、まずは私共社労士にご相談ください。